今回取り付けるものは
![キジマ製のETC取り付けグッズです。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_115527-e1570000436925-500x374.jpg)
レブル250用の取り付けステーとミツバサンコーワETCを収納するケースです。
![USB電源キットです。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_115537-e1570000412680-500x376.jpg)
シガレット電源とUSB電源が一体なっている便利な品物です。もちろん、USB電源だけの物もありますよ~
![ETC車載器本体です。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_115555-e1570000650511-500x665.jpg)
アンテナ分離式のETC車載器本体です。
今回は、シガレット電源が必要と言うことなので上記の品物を選択しました。
それと、レブル250はシート下スペースが、通常は収納スペースとなっていません。そのため、アンテナ分離式のETC車載器を使用する場合、専用のケースを準備する必要があります。
使用する工具は
基本的な工具で、十分間に合います。細かな工具の説明は、割愛いたします。ETCを自分で取り付けようって考える人が、基本工具を持っていないとは考えにくいからです。
ただし、今回は配線の分岐作業があるため電工の工具で、ギボシのカシメ器が必要になります。また、配線の切断、被覆を剥がすためにケーブルストリッパーがあれば作業効率が上がりますね。
取り付け位置を決めます
![ETCのアンテナ部分を取り付けました。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132725-500x375.jpg)
極力目立たないように、かつ、確実にETCの電波を受信できるように考えこの場所に設置しました。
![USB電源の取り付け](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132728-500x375.jpg)
ハンドル左側に設置しました。今回は、ユニットが大型で中央付近に取り付けられないので、グリップ付近に取り付けました。
今回の作業では、取り付ける品物すべて、配線が後方に取り回します。そのため、取り付けは2つ同じタイミングで行います。
まずは、ETCアンテナユニットです。
基本的には、アンテナを目立たせず、レブルのシルエットを崩さないように心がけました。そのため、メーター下に取り付け、目立ちにくいようにしました。
取り付け自体は、付属の両面テープで貼り付けるだけ。
次に、電源ユニットです。
これは、さすがに目立たないようには出来ないので、使いやすい位置に取り付けました。
配線を取り回す
![ステム部分での配線](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132731-500x375.jpg)
ステム部分での配線は、ハンドルが稼働するため、元ある配線に沿って取り回します。
まずは、設置部分からステムにかけて配線を取り回します。
ハンドル部分から、車体本体に巡らされている、配線に沿って引き回していきます。そうすることにより、ハンドルが動いても、配線へのストレスが比較的小さくなるからです。
ある程度の位置が決まれば、結束バンドで固定していきます。このとき黒色の結束バンドを使用します。理由は耐候性なのです。
![タンク下の配線](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132753-500x375.jpg)
タンク固定フックを避けるために、配線を上手に固定しながら引き回します。その際に、元から有る配線を利用して引き回します。
![タンク下終端部の配線](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132755-500x375.jpg)
フック部分を回避できれば、それほど難しい部分は無くなります。
![タンク保護を行っています](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_132712-500x375.jpg)
作業中、どうしてもタンクをずらす必要があります。傷つけないために、ウエスをタンクとフレームの間に挟んで、フレームとタンクを保護しています。
ステム部分の処理が完了すると、次は車両本体部分です。
レブルの場合、作業自体は簡単なのですが、配線を隠す部分が少ないため、配線を隠すため、タンク下の既存配線に沿って引き回していきます。
そのため、どうしてもタンクをずらす必要があります。
ずらす際、タンクとフレームが干渉するため確実に養生する必要あります。
実際の、作業は…
ステム部分から、タンク前方下部に引き回します。
直後に、イグニッション部分があります。そのケーブルを利用して引き回すのですが、そのときに、タンクの固定用フックを避ける必要があります。
1:配線をフック前方の細いフレームに結束バンドで固定します。
2:フックを下に避けるように配線を反曲させ、フック後部にある既存の配線に結束バンドで固定します。
この順番で、作業すればうまく引きませます。
注意点は、タンクを取り外さずに作業すると、うまくタンクを逃がしながら作業するため注意が必要です。
電源を取り出す
![電源取り出し部分](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_134231-500x375.jpg)
テールランプ用の配線を分岐させ、ACC電源を分岐させます。
今回は、テールランプ用の電源を分岐させ、ACC電源を取り出します。この場所を選定した理由は以下の通りです。
1:電源取り出し部分が見つけやすい
2:アースを取ることが、非常に容易である。(バッテリーのマイナス端子)
この、2点が最大の理由です。特に、2番の理由は非常に大きいです。新車などで、アースが落ちないや、絶縁が高くて通電しきれない時も多いので、確実にアースを取るためにもこの場所を選定しました。
ちなみ……
ブレーキ電源利用型のUSB電源で、アースを取る場合この場所を利用しました。
![アース設置場所説明](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/InkedP_20190930_132731_LI-500x375.jpg)
前方にアースを設定する場所の一例です。
水色で、○をつけているブレーキラインを、固定しているボルトに固定します。
![テールランプの配線です。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_134311-1-500x667.jpg)
テールランプは白色のカプラーになります。
![テールランプの配線色](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_134454-500x667.jpg)
実際の、配線は茶色のケーブルになります。
テールランプのコネクターは、白色のコネクターになります。
ただし、実際の作業の際には確実に確認をお願いいたします。
コネクターの外し方は、元ハーネス側にロックがあり、そのロックのアームを引き上げると、テールランプ側コネクターの爪が外れるので引き抜くことが出来ます。
テールランプの、プラス配線は茶色のケーブルです。
![分岐完了後の配線](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_135122-1-500x375.jpg)
分岐作業が完了した後の、プラス配線です。
プラス配線を取るために、保護ケーブルを剥がし、途中で切断、切断した両端にギボシ端子を取り付けると、分岐準備が完了です。
![USB電源の加工前の配線](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_135138-1-500x375.jpg)
USB電源のプラス側配線が、バッテリー単子用になっていたため、変更が必要です。
USB電源ユニット用の、プラス電源がバッテリー直付け用になっています。
この端子を、分岐した電源に接続できるように、ギボシ端子に変更します。
![ETCユニットの電源ケーブル](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_140419-500x375.jpg)
ETCユニットの電源ケーブルです。
![ETCユニットの電源ケーブル加工](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_140724-500x375.jpg)
ETCユニットの電源ケーブルを、ギボシとアース端子の取り付け加工が完了です。
次に、ETC車載器の電源ケーブの加工です。
ケーブルには、末端処理のみ施されております。そのため、ギボシとアース端子用の末端処理を行います。
![分岐ケーブル素材](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_135321-500x669.jpg)
加工の準備です。
![分岐ケーブルの完成](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_135821-500x375.jpg)
実際の分岐ケーブル加工が完了しました。
この時点で、取り付け予定アクセサリーへの、電源分岐準備が出来ました。
次は、実際にプラス電源を分岐させるケーブルを作成します。
簡単に言えば、たこ足ケーブルを作ります。
1本のケーブルの途中に、出口のギボシを付け、両端にテールランプからの入り口と、戻り口となるギボシ端子を取り付けます。
結果、上記の分岐ケーブルが完成です。
ETC本体の取り付け準備
![シートベース](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_133434-500x669.jpg)
シートベースを取り外すため、左右10mmボルトを取り外します。
ETCのケーブル類(アンテナ、電源)を通すため、既存の穴を利用します。
しかし、その穴はシートベースの下に隠れています。
そのため、準備のために、シートベースと同時に付属のプラスティックカバーを取り外しておきます。
![整流器ユニット](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_133437-500x669.jpg)
整流器ユニットに接続されている、コネクターを取り外します。
シートベースを取り外すには、左右にある10mmボルトを取りはずすだけで、簡単に取り外すことができます。
取りはずと、シートベースの裏に整流器が取り付けられています。
ケーブルのカプラーを外せばすぐに取り外すことが出来ます。
![取り外し後です。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_133522-500x375.jpg)
リアフェンダーと、整流器ユニット下のプラスティックカバーです。
カラーコードが記されている、プラスティックカバーを取り外します。
配線を取り回し作業を、行うための作業性を向上させるために取り外します。
取り外し方は、左右と、上部の3カ所で固定されているか、プラスティックピンを取り外すだけで、簡単に取り外せます。
ETC本体を取り付ける
![ETC車載器本体です。](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_140352-500x375.jpg)
取り付けるETC車載器本体です。
電源回り、アンテナユニット、配線取り回しの準備が完了したので、次は本体の取り付けになります。
最初に説明したとおり、ホンダレブル250は、アンテナ分離式ETC車載器を使用する場合、専用の取り付けケースを使用しなければなりません。
![配線取り回しポイント](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_140743-500x375.jpg)
配線を、隠して取り回すため既存のテールランプ配線が通っている部分を使用する。
今回は、配線を隠して取り回すため、リアフェンダー裏を通っている、テールランプとリアウインカーの、配線に沿って引き回します。
そのため、リアフェンダーに開けられている穴に、これらのケーブルを通します。
通す際に、問題になるのが…
![アンテナケーブルのパッキン](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_140842-500x375.jpg)
アンテナケーブルのパッキンです。
アンテナケーブルの末端に、防水パッキンがあるため、小さな穴を通すのが非常に難しいのです。
そこで、比較的に簡単に通すために以下の2つの準備を行います。
1:リアフェンダーに開けられている、穴の周りになる、シリコンパッキンを取り外します。
2:既存ケーブル、防水パッキン、シリコンパッキンに潤滑用のシリコンを塗布します。
これらの、作業を行うことにより非常に簡単に通ります。
ただし、アンテナケーブルを極端に曲げないように注意が必要です。最悪の場合、断線します。
![フェンダー内の取り回し](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_142537-500x375.jpg)
フェンダー内の取り回しと、結束バンドによる固定です。
ETC車載器本体は、ヘルメットホルダー横に取り付けます。
ケーブル類を、ヘルメットホルダー横まで引き回します。
リアフェンダーとタイヤとの間が狭いため、既存ケーブルに確実に沿っておかなければなりません。何カ所かで、既存ケーブルに結束バンドで固定します。
作業する場所が、非常に狭いため慌てず丁寧な作業が重要です。
![引き回し完了の状態です](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_141044-1-500x375.jpg)
引き回し完了の状態です
ようやく、アンテナケーブルと電源ケーブルの、完了しました。
この後は…
![取り付け完了!](https://kreuz-kudoyama.com/wp-content/uploads/2019/10/P_20190930_141808-500x375.jpg)
取り付け完了!
取り付けステーと、ケースの取扱説明書に従えば簡単に取り付けられます。
ケース内に、ETC車載器本体の取り付け、ケーブル類の接続で作業完了です。
コメント