ご相談内容は
先日ご購入で、ETCを取り付けさせていただきましたお客さまです。
ツーリングなどに、出かけられポジションが気になるご様子。
具体的には、ハンドルが遠いと言うことです。
すでに、以前から比べて、スマホホルダーが取り付けられており、少しカスタムされているご様子。
ハンドル交換は、基本的なカスタムの一つですね♪
そこでどうすれば、良いのか質問があり、方法は2つ…
1:ハンドルポストの交換
2:ハンドル交換
の、2つの方法をご提案です。
結果、コストパフォーマンスを考え、ハンドル自体の交換となりました。
サイズは、
1:KIJIMA製が、65mmバックポジション
2:デイトナ製が、40mmバックポジション
3:ハリケーン製が、50mmバックポジション
この3種類が、主要メーカーでバックポジションのハンドルです。
かつ、ハーネス類は基本的には交換の必要無しです。
今回は、最終的な取り回しなども考えて、2番のデイトナ製を選択しました。
ちなみに…
この春・夏でよく売れたバイクの一つなんです。このレブル250は。
で、以前の納車整備時に、試乗したのです。
もちろん、最低限の距離ですよ(笑)
しかも、初めてのアメリカンタイプ。
確かに、楽ですね~
ですが、身長183センチの大男な私が試乗しても、確かにハンドルが遠く感じました。
小柄な方や、女性には確かにハンドル交換が必要に感じますね
必要な工具は
基本的な工具で十分です。
6角レンチ、プラスドライバー、14mm片口スパナで十分です。
ただし、ブレーキクリーナーが必須です。
これが無いと、ハンドルグリップを取り外すことが出来ません。
実際の作業は
ご相談を承って、発注後、届きました!
早速作業です♪
まずは、メーターを取り外します。
6角ボルト2本で、固定されているので外せば、すぐに取り外せます。
取り外すと、コネクターがあります。
作業中に、傷つけてはいけないので、取り外しておきます。
ロック部分が有り、すぐに取り外せます。
次に、14mmの片口スパナで、バックミラーを取り外しておきます。
これは、くるくると回すだけなので、楽ちんです♪
少し、ピンボケで申し訳ございません。
ハンドルスイッチ等に、繋がっているケーブルがあるのですが、そのケーブルを中間部分で固定しているピンがあります。そのピンを外しておきます。ケーブル側の留め具に、ロックがあるので、そのロックを押さえながら、車両前方にずらせば外れます。
ただし、新しいハンドルには、ピンが無いため、この留め具はそのままになります。
次に、ハンドル左側のパーツを外します。
左スイッチ、クラッチレバーの2つです。
左スイッチはプラスドライバー、クラッチレバーは6角レンチで取り外せます。
(バックミラーは、突っ込まないで(^_^;、撮影の順序がバラバラです)
続いて、ハンドル右側に移ります。
ここで、時短テクを。
フロントブレーキレバーは完全に外してしまします。
しかし、アクセルと右スイッチは、ネジをある程度緩めるだけで、完全に取り外しません。
スイッチ部分が、緩み2分割する手前の状態になります。そうなれば、そのまま外側にアクセルとスイッチをずらせば、簡単に取り外すことができます。
アクセルとスイッチ部分が、分割されていないので、後の作業が簡単になります。
主要なパーツは、ここまでで、取り外せますがカスタムパーツの取り外しは、各車両によって違います。
今回は、撮影していませんが、USB電源ユニットを取り外しています。
ここまでの作業で、ハンドル上のパーツは、左ハンドルグリップを除いて、すべて取り外しています。
ここから、左グリップを取り外します。
説明上、ハンドルは取り外していますが、実際の作業はハンドルは取り外さないでください。
絶対に、グリップはとれません(笑)
まずは、グリップとハンドルバーの間に、細いドライバーを差し込みます。
その際に、グリップを傷つけないように気をつけてください。
次に、ドライバーを差し込むことによって、出来たハンドルとの隙間に、ブレーキクリーナーを吹き付けます。その後、ドライバーをぐるっと1周回して、ブレーキクリーナーをグリップ全体に行き渡らせます。
そうしますと…
あら不思議、グリップが簡単に抜けます。
抜けにくいときは、グリップを少しぐりぐり回せば、大抵は取り外すことが出来ます。
で、完全に各パーツが取り外せました。
最後に、ハンドル自体を取り外せば、折り返しです。
大体、ここまでで慣れている人で15分くらいですね。
ここから、各パーツの取付です。
まず、ハンドルを仮止めしておきます。
次に、左グリップ。
この時点では、一番最後に取り外しているはずです。
なので…
グリップを差し込むだけで、大丈夫!
接着剤など、全く必要ないです。
これで、固定完了です。
万一、入りにくいときは…
一度抜いて、ブレーキクリーナーを吹き付ければ大丈夫です。
次に、各スイッチです。
上記の画像に、穴があります。その穴に、スイッチのピンを合わせて取り付ければ大丈夫です。
左右のスイッチを取付終わると、次は、ハンドルのポジションを調整します。
現状、ハンドルは仮止めですが、無理に回転させると、固定用のスプラインを傷つけます。
注意して、調整してください。
ポジションが確定したら、ポストネジを4カ所締め固定します。
その後は、ミラー、メーターを取り付ければ完成です。
完成です
この画像を見ても、本当に分かりませんね…
実際に、乗ってみると…
確かに、ハンドル位置が近くなり、ポジションが楽になっています。
最後に、忘れてはいけない作業が…
時計の再調整です。
画像では、「1:02」の表示です。これは、初期状態の「1:00」に戻っているので、忘れずに調整です。
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