バイク乗ってますか??
筆者は、年始のツーリング以外には、ちょこちょこ乗っていますが、やはりそれでもハイシーズンに比べ、少ないですね…
今年の冬は、暖冬と言うことですが、やはりバイクでのツーリングにはまだまだ時期が早いですね。そんな中、先日の台南旅行の際に、レンタルバイクを利用して台南周辺を散策しました。この時期の台南は、日本の5月ぐらいの天候なので、ツーリングには最高の気候です。実際に、天候にも恵まれて最高の一日を過ごせました。
バイク店起業を目指し、ツーリング好きな筆者が、初の海外プチツーリング行う上で、台湾でのレンタルバイク利用に関してレポートを行いました。
そもそも、レンタルバイクを借りた理由って?
以前より、台南の烏山頭ダムに行きたいと考えていました。その場所に行きたい理由というのが、八田與一技師の伝記を読み、深く感動したためです。その事については、別の機会に書きたいです。
そこで、烏山頭ダム訪問に関して色々と調べていくと…列車とバスを利用して行く方法、バスとタクシーを利用して行く方法、烏山頭ダムを訪れるための現地ツアーに参加する方法がありました。
ちなみに、台南市内中心部から烏山頭ダムまでの距離は、直線距離で約20㎞、自動車などの行程だと約40㎞と、台南市内の外れにあります。
そのため、公共交通機関を利用する場合ほぼ半日必要となります。また、現地ツアーに参加すると行動に制限がかかり、また、ツアー代金を節約したい事から検討の初期段階から候補から外れていました。
そんな中、調べていくうちにレンタルバイクを使って、台湾島一周したというブログ記事を見つけました。以前、新婚旅行先のドイツで、レンタカーを使った経験があるので、レンタルバイクと言う選択肢にすぐに飛びつきました。
実際に運転しての感想は
実際の使い方など、細かなこと伝える前に先に感想を伝えたいです。
最高でした!!
台湾自体、何度か訪れています。
大好きなバイクでツーリングできる喜びがそこに加わると言うことは、得がたい体験です。
交差点で曲がるとき、間違って左側車線に入らないよう、気をつけながら走るそんなことさえも、ワクワクです。
街中を走行するとき、見る物すべてが新鮮です。
それよりも、郊外を走っているときの爽快感は格別です。確かに天候に恵まれたという幸運はありました。しかし、それ以上にいつものツーリングと変わらないように見えて、すべてが違う。こんな経験は初めてです。
Googleマップのナビに頼り切りなのですが、とんでもないところ走行するときのドキドキは、国内では味わえません。幹線道から外れて、細い農道を通行しそこを通過したときの安心感… 一度、体験して欲しいです。
利用に際して、必要な物は何?
当然なのですが、日本国内で有効な二輪免許は必須ですよ(笑)
それがあると言うことを前提で、台湾国内で有効な免許証を準備しなければなりません。一般的には国際運転免許証となるのですが、台湾では国際運転免許証が有効では無いです。国際運転免許証に変わる品物として、運転免許証の中国語訳を準備しなければなりません。
取得方法に関しては、以前のブログ記事を参照していただければ
次に、日本国内で使用している運転免許証が必要です。中国語訳はあくまでも、本来の免許証の補助となりますので、本来の免許証を携帯しなければなりません。
次にパスポート、実際の手続き上では必要は無いのですが、万が一検問や事故などに遭遇した場合を考慮しております。
最後に言うまでも無く、旅行保険。しかも、レンタカーなどの運転時の事故に対応した保険の準備が必要です。
実際に借りるまでの流れは
台南でバイクを借りる場合、台鉄台南駅のロータリー側に多数のレンタルバイク店が存在しています。レンタルサイクルで移動した場合でも、ロータリー側にもステーションがあるので心配ないです。事前に、ネット上で調べる場合、ほとんどの業者は独自のHPは無く、Facebookページにより詳細を知らせている場合が多いです。
また、台南駅前には多くの客引きが居るので、その人たちからの情報も参考にしても良いかと思います。
今回、事前に調べた結果、予定の店舗とその店舗の客引きが偶然に一致したため、その客引きに最終的に話しをした形になりました。
ここで、注意なければならない点は、今回利用した店舗と調査した店舗の2店舗に関しては、日本語が通じませんでした。中国語と英語のみとなります。英語に関しては、中学程度の英語でなんとかなります。
また、中国語に関しては、私はこの無料アプリを利用しました。
概ね通じているので、問題なく利用できました。
まず、店頭で運転免許の中国語訳、日本国内の運転免許を提示します。すると、どれくらい使うかを質問されます。1日か2日かと質問されます。今回は、夕方に返却する旨を伝えると、22時までに返却すれば良いと伝えられました。
この時点で、契約書にサインをするのですが、日本の運転免許証がコピーされた用紙にサインします。そして、前払いで代金を支払います。今回は、12時間だったので400NT$(約1,520円)でした。
その後、ヘルメットを借ります。結構雑な保管状況です。その理由として、シールドに結構傷がある品物が多かったです。
私たちは、サングラスを持参していたので、シールド無しのヘルメットを使用して、サングラスを着用して目を保護しました。
レンタルされる車両に関して
今回、タンデムで使用しました。妻も普通二輪免許を所持しているのですが、二輪車は初心者と言うことで、今回はタンデムでの使用でした。その事を考慮して、125ccでは無く150ccのスクーターを利用しました。
事前の調査では、50ccから150ccまでレンタルしているみたいでしたが、実際には、125ccが中心で150ccと電動バイク(gogoro)が少しありました。電動バイクは、国内の電動スクーターと比べものにならないほど、内燃機関のスクーターと遜色ない走りをしています。ものすごく興味があったのですが、郊外中心に走るため今回は諦めました。
実際に使用したスクーターは…
台湾国内メーカーの、KYMCO(キムコ)のG6 150ccです。
私自身も、台湾のPGOの車両を愛用しておりますが、この車両のシートも非常に柔らかいです。今回の車両も同様で、長時間の運転も楽だと感じました。
この装備は、大変重要なのです…
スマホホルダーは確実に確認した方が良いです。私のスマホが、大型なので念のため持参しました。使用した車両には装備されていたので、実際に使用することはありませんでした。
他のレンタバイクには装着されている物は少なく(このときは、私が使用した1台のみでした)、事前に準備しておいた方が良いです。
同様に、ヘッドセットがあれば一番安全なのですが、念のためBluetoothのイヤホンを準備していましたが、実際に使用しませんでした。慣れない土地での運転で、外音を遮断することは危険と判断したためです。
Googleマップの、ナビを利用して各地を訪れました。
給油に関して
バイクを借りたすぐの状態では、ガソリンはほとんど入っていないです。
その理由は、返却時に満タン給油で返却する必要が無いためです。
そのため、まず最初に給油しなければなりません。
店舗からは、オクタン価95のガソリンの給油を指定されます。
台南駅から最も近くと思われるガソリンスタンドは…
です。当方も、店舗スタッフから教えてもらい利用しました。
次に、実際の給油です。
このスタンド、セルフとフルサービスが混在していました。
セルフとフルサービスはすぐに分かると思いますが、道路側がセルフ、奥側がフルサービスでした。
少しでも安く済ませようと、セルフを利用したのですが…
端末の扱い方が、全く分からず断念…
結局、フルサービスを利用しました。
現金・カードが利用できますが、マスターカードはこの店舗では利用できませんでした。
結局、アメックスを利用しました。100NT$で、約3リットル給油しました。
運転に際して
台湾旅行を経験された方ならば、お分かりになるかと思いますが、イメージ通り運転は荒い方かと思います。
筆者自身、バイク歴は長い方と自負しておりなんとかなるのでは考えておりました。
今回、偶然バイクを借りる前に、レンタサイクルで街中を散策しておりました。
そのときに、歩行者目線では無く、車両を運転する側の目線により交通の状況を、理解することができたと感じました。
周りの車両が信号無視するタイミング、二段階左折指定では無いときどうしてる、四輪車の転回するときって?、歩行者は…などなど。
事前に、理解さえしていれば予測運転に繋がると感じました。
そんなことも有り、レンタルバイクの利用を考えて居る場合、事前に自転車に乗られた方が良いかと思います。
台湾は右側通行の国なので、もちろん小型バイクは右側車線を通行します。
ほとんどの幹線道路では、小型バイク専用のレーンが右端に設定されています。センター側の車線は、四輪車と大型バイク優先で、場所によっては小型バイクの通行が禁止場所があります。
国内で多車線の幹線道を右折するとき、50CCのバイクには二段階右折が指定されていますが、台湾では多くの交差点などで、二段階左折が指定されていました。左折時の待機場所が明確に指定されているので、非常に分かりやすかったです。
台南市内で特に気になったのが、ロータリーが多いと感じました。
反時計回りに通行するのですが、小型バイクの場合はほとんどの場所で、信号と関係なく進入ができます。しかし、右折時や直進時に信号により制御されるので注意が必要です。
進行方向が直進で、直進方向に道路がある場合、ほとんどの道路が小型バイク通行禁止となっています。ただ、ロータリー進入時小型バイクは、一斉にロータリーに進入するので心配は無いですが、注意が必要です。
返却方法
返却に関しては、本当に簡単です。
給油も必要ないです。
店舗に戻り、バイクを渡せば終わりです。
ヘルメットは、返却用のボックスがあるので、そこに戻して終わりです。
ざっくりと、車両の点検は有りましたが、ほとんどノーチェック??という感覚でした。
その後、すぐに店頭に並べて居ました。
最後に
最初に、入念な準備は必要かと思いますが、それさえクリアできれば本当に楽しい経験ができるかと思います。
今回は、比較的人気の観光地を回るツーリングでしたが、次回は是非とも、もっとローカルな場所に訪れてみたいです。
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