今回取り付けるものは
今回は、シガレット電源が必要と言うことなので上記の品物を選択しました。
それと、レブル250はシート下スペースが、通常は収納スペースとなっていません。そのため、アンテナ分離式のETC車載器を使用する場合、専用のケースを準備する必要があります。
使用する工具は
基本的な工具で、十分間に合います。細かな工具の説明は、割愛いたします。ETCを自分で取り付けようって考える人が、基本工具を持っていないとは考えにくいからです。
ただし、今回は配線の分岐作業があるため電工の工具で、ギボシのカシメ器が必要になります。また、配線の切断、被覆を剥がすためにケーブルストリッパーがあれば作業効率が上がりますね。
取り付け位置を決めます
今回の作業では、取り付ける品物すべて、配線が後方に取り回します。そのため、取り付けは2つ同じタイミングで行います。
まずは、ETCアンテナユニットです。
基本的には、アンテナを目立たせず、レブルのシルエットを崩さないように心がけました。そのため、メーター下に取り付け、目立ちにくいようにしました。
取り付け自体は、付属の両面テープで貼り付けるだけ。
次に、電源ユニットです。
これは、さすがに目立たないようには出来ないので、使いやすい位置に取り付けました。
配線を取り回す
まずは、設置部分からステムにかけて配線を取り回します。
ハンドル部分から、車体本体に巡らされている、配線に沿って引き回していきます。そうすることにより、ハンドルが動いても、配線へのストレスが比較的小さくなるからです。
ある程度の位置が決まれば、結束バンドで固定していきます。このとき黒色の結束バンドを使用します。理由は耐候性なのです。
ステム部分の処理が完了すると、次は車両本体部分です。
レブルの場合、作業自体は簡単なのですが、配線を隠す部分が少ないため、配線を隠すため、タンク下の既存配線に沿って引き回していきます。
そのため、どうしてもタンクをずらす必要があります。
ずらす際、タンクとフレームが干渉するため確実に養生する必要あります。
実際の、作業は…
ステム部分から、タンク前方下部に引き回します。
直後に、イグニッション部分があります。そのケーブルを利用して引き回すのですが、そのときに、タンクの固定用フックを避ける必要があります。
1:配線をフック前方の細いフレームに結束バンドで固定します。
2:フックを下に避けるように配線を反曲させ、フック後部にある既存の配線に結束バンドで固定します。
この順番で、作業すればうまく引きませます。
注意点は、タンクを取り外さずに作業すると、うまくタンクを逃がしながら作業するため注意が必要です。
電源を取り出す
今回は、テールランプ用の電源を分岐させ、ACC電源を取り出します。この場所を選定した理由は以下の通りです。
1:電源取り出し部分が見つけやすい
2:アースを取ることが、非常に容易である。(バッテリーのマイナス端子)
この、2点が最大の理由です。特に、2番の理由は非常に大きいです。新車などで、アースが落ちないや、絶縁が高くて通電しきれない時も多いので、確実にアースを取るためにもこの場所を選定しました。
ちなみ……
ブレーキ電源利用型のUSB電源で、アースを取る場合この場所を利用しました。
水色で、○をつけているブレーキラインを、固定しているボルトに固定します。
テールランプのコネクターは、白色のコネクターになります。
ただし、実際の作業の際には確実に確認をお願いいたします。
コネクターの外し方は、元ハーネス側にロックがあり、そのロックのアームを引き上げると、テールランプ側コネクターの爪が外れるので引き抜くことが出来ます。
テールランプの、プラス配線は茶色のケーブルです。
プラス配線を取るために、保護ケーブルを剥がし、途中で切断、切断した両端にギボシ端子を取り付けると、分岐準備が完了です。
USB電源ユニット用の、プラス電源がバッテリー直付け用になっています。
この端子を、分岐した電源に接続できるように、ギボシ端子に変更します。
次に、ETC車載器の電源ケーブの加工です。
ケーブルには、末端処理のみ施されております。そのため、ギボシとアース端子用の末端処理を行います。
この時点で、取り付け予定アクセサリーへの、電源分岐準備が出来ました。
次は、実際にプラス電源を分岐させるケーブルを作成します。
簡単に言えば、たこ足ケーブルを作ります。
1本のケーブルの途中に、出口のギボシを付け、両端にテールランプからの入り口と、戻り口となるギボシ端子を取り付けます。
結果、上記の分岐ケーブルが完成です。
ETC本体の取り付け準備
ETCのケーブル類(アンテナ、電源)を通すため、既存の穴を利用します。
しかし、その穴はシートベースの下に隠れています。
そのため、準備のために、シートベースと同時に付属のプラスティックカバーを取り外しておきます。
シートベースを取り外すには、左右にある10mmボルトを取りはずすだけで、簡単に取り外すことができます。
取りはずと、シートベースの裏に整流器が取り付けられています。
ケーブルのカプラーを外せばすぐに取り外すことが出来ます。
カラーコードが記されている、プラスティックカバーを取り外します。
配線を取り回し作業を、行うための作業性を向上させるために取り外します。
取り外し方は、左右と、上部の3カ所で固定されているか、プラスティックピンを取り外すだけで、簡単に取り外せます。
ETC本体を取り付ける
電源回り、アンテナユニット、配線取り回しの準備が完了したので、次は本体の取り付けになります。
最初に説明したとおり、ホンダレブル250は、アンテナ分離式ETC車載器を使用する場合、専用の取り付けケースを使用しなければなりません。
今回は、配線を隠して取り回すため、リアフェンダー裏を通っている、テールランプとリアウインカーの、配線に沿って引き回します。
そのため、リアフェンダーに開けられている穴に、これらのケーブルを通します。
通す際に、問題になるのが…
アンテナケーブルの末端に、防水パッキンがあるため、小さな穴を通すのが非常に難しいのです。
そこで、比較的に簡単に通すために以下の2つの準備を行います。
1:リアフェンダーに開けられている、穴の周りになる、シリコンパッキンを取り外します。
2:既存ケーブル、防水パッキン、シリコンパッキンに潤滑用のシリコンを塗布します。
これらの、作業を行うことにより非常に簡単に通ります。
ただし、アンテナケーブルを極端に曲げないように注意が必要です。最悪の場合、断線します。
ETC車載器本体は、ヘルメットホルダー横に取り付けます。
ケーブル類を、ヘルメットホルダー横まで引き回します。
リアフェンダーとタイヤとの間が狭いため、既存ケーブルに確実に沿っておかなければなりません。何カ所かで、既存ケーブルに結束バンドで固定します。
作業する場所が、非常に狭いため慌てず丁寧な作業が重要です。
ようやく、アンテナケーブルと電源ケーブルの、完了しました。
この後は…
取り付けステーと、ケースの取扱説明書に従えば簡単に取り付けられます。
ケース内に、ETC車載器本体の取り付け、ケーブル類の接続で作業完了です。
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