【修理事例】バリオス1型|冷間時なのに水温警告灯が消えない!原因と交換部品(品番あり)

整備日誌
店長
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はじめに:ブログ再始動のお知らせ

こんにちは、和歌山県橋本市の「バイク屋カルツ」です。 長らく更新が止まっていましたが、本日よりブログを再開します! 日々の整備記録や、お店の情報を発信していきますので、改めてよろしくお願いいたします。

症状:エンジンが冷えているのに警告灯が点く

再開1発目の作業は、Kawasaki バリオス(Ⅰ型)です。 「キーON直後で、冷えているのに水温警告灯が点きっぱなしになる」というご相談でした。

実際の状態がこちらです。

キーON直後。エンジンは冷えていますが「TEMP」ランプが点灯しています。

キーON直後。エンジンは冷えていますが「TEMP」ランプが点灯しています。

エンジンは冷えていますが「TEMP」ランプが点灯しています。

通常はオーバーヒート時に点灯するものですが、冷間時に点くのは明らかに電気系統の異常です。

故障探求:原因はどこ?

疑わしい箇所は「配線ショート」か「センサー故障」のどちらか。 タンク下のサーモスタットハウジング周辺を確認します。

エンジン横、サーモスタットハウジングの水温センサー

エンジン横、サーモスタットハウジングの水温センサー

配線を外して点検を行いましたが、ハーネス(配線)側にショートや断線は見当たりません。 となると、原因は「ファンスイッチ(センサー)本体」の内部ショートで確定です。

交換部品と品番情報

今回交換した、故障部品(取り外したもの)がこちらです。 同じ症状でお困りの方のために、純正部品の品番がわかるように撮影しました。

交換した部品と純正品番(27010-1305)

交換した部品と純正品番(27010-1305)

  • 部品名: スイッチ, センサー ウォータ

  • 純正品番: 27010-1305

  • ※品番は変更になっている場合がありますので、発注時は最新情報をご確認ください。

経年劣化でセンサー内部が壊れ、常に通電状態(=高温検知)になっていたようです。 新品に交換し、冷却水のエア抜きを行って作業完了です

修理結果

修理後。正常に消灯しました。

修理後。正常に消灯しました。

バッチリ直りました! これで安心してツーリングに出かけていただけます。

久しぶりのブログ更新ということもあり、原因究明と作業に集中しすぎてしまい、肝心のバイク全体の完成写真を撮り忘れて納車してしまいました(汗)。 これからは、かっこいいバイクの写真もしっかり撮ってご紹介します。

お客様の声

今回ご依頼いただいたのは、紀の川市からお越しの高校生のお客様でした。 当店を選んでくださった理由をお伺いしたところ、嬉しいお言葉をいただきました。

  • 「お店の前にたくさんのバイクが並んでいて、安心感があったから」

  • 「国道沿いで場所がわかりやすかったから」

初めてのバイク屋に入るのは緊張するものですが、当店は高校生や初心者の方も大歓迎です!

橋本・伊都郡・紀の川・和歌山市・五條周辺でバイク修理ならカルツへ

「ネットで買ったバイクだけど見てくれる?」「古いバイクだけど直る?」 そんなご相談も大歓迎です。今回のバリオスのような絶版車のメンテナンスもお任せください。

  • 今回の参考費用: 部品・工賃込み 約13,000円(状況により変化する場合があります。事前にご相談下さい。)

  • お問合せ:0736-20-4486

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